個人をブランド化し収益を得る。オンラインで専門家としての立場を確立し収益を得る。企業の副業解禁の流れや、テレワークの推進、コロナの影響などもあり、昨今、そのような働き方をする人が増えてきました。
私自身そのようなビジネスを展開しています。ここではそのような働き方を、パーソナルブランドビジネス(オンラインを活用した専門家ビジネス)と呼びたいと思います。
パーソナルブランドビジネスは、広義には一部のYouTuberやInstagrammer、TikTokerなど、一つのプラットフォームのみで活動する人も入るのでしょうが、ここでは、さまざまなプラットフォームを複合的に活用し、個人のブランドを育て、収益を得る人として定義したいと思います。
時代の流れにより、雇用と仕事の考え方は大きく変化してきました。ありふれた表現で大変恐縮ではございますが、所謂、「よい大学を出て、安定した会社に入り、定年まで勤め上げ、余生は年金で暮らす」という、人生のテンプレートに崩壊が起きたわけです。
もはや会社だけに依存する働き方には大きなリスクが生じる時代となっていることは自明でしょう。
コロナウイルスのパンデミックによりその傾向はさらに加速しています。
そんな状況下、生活の安定や向上を目指すための選択肢として、パーソナルブランドビジネス(オンラインを活用した専門家ビジネス)に取り組みたいと考える人が増加傾向にあるわけです。
今回の記事では、15年の経験を持つ私が、パーソナルブランドビジネス(オンラインを活用した専門家ビジネス)を実現するためのプロセスを、ステップ・バイ・ステップで丁寧に解説してまいります。
あなたのアイデアやスキルセットをビジネスに変換するには、どのようなプロセスが必要となるのでしょうか?
以下の方法を学んでいきましょう。
- 発信するテーマを選定する(ニッチであるほど良い)
- 自分の価値あるオンライン資産を構築する
- メールマガジン(ニュースレター)でオーディエンスを確立する
- SEOで自走するメディアマシンを作る
- 収益が上がる製品やサービスを作る
さあ、始めましょう。
※ややこしくなるので、ここからはパーソナルブランドビジネスの呼び名で表記します
目次
ステップ1:発信するテーマを選定する(ニッチであるほど良い)
インターネット上に5億7000万を超えるブログがあり、1日あたり約700万件のコンテンツが公開されています。この数は絶えず増加しています。SNSのユーザー数は全世界で42億人を突破しました。
誰もが発信を行う時代、大きなテーマで戦うのは本当に厳しい争いになっています。ニッチなテーマを扱うということは、パーソナルブランドビジネスの構築において、より早く、より成功に近づく為の大きな要素となります。
ニッチとは:ここでいうニッチとは、特定の種類の製品またはサービスの市場の専門セグメントのことを指します。この業界では、「大手が進出してこない、小規模な市場セグメント」というような意味で扱われています。
もちろん、すべての発信者がニッチを持っているわけではありません。時にはその分野についてゼロから挑む覚悟も必要でしょう。発信を始める前に、学習し、実践し、高品質な発信を可能とするだけの知識と経験を積み上げるのです。
そこまでしてでも、ニッチが有用な要素であることはパーソナルブランドビジネスを構築した、ほとんどの人の共通認識ではないでしょうか。
世界的なインフルエンサー Neil Patel氏も、自身のブログで次のように述べています。
The more niche your product is, the easier it will be to pitch to fellow merchants.
商品がニッチであればあるほど、仲間のマーチャントに売り込みやすくなります。
Neil Patel
ニッチであればあるほどコンテンツに軸が生まれ、ユーザーを惹きつける
ニッチは発信の内容を絞り込むことができます。思いついたことを何でも発信しようとすると、ブログもSNSも混沌としたものになってしまいます。ユーザーもGoogleの検索アルゴリズムも、何について発信している人なのかわからなくなり、ファンやフォロワー、ブログ読者(ややこしいので、ここからは総じてオーディエンスと呼びますね)となってもらうという目的に対し、悪影響を及ぼします。
あなたの個性や人間性などを伝える為、コンテンツに多少の振れ幅は必要です。しかしながら、しっかりとした発信の軸を持たないとオーディエンスの興味を留めることは出来ません。
ニッチであればあるほど、発信内容は絞り込まれ、コンテンツに強い軸を生みやすくなります。
また、テーマがばらばらだと、熱心なオーディエンスを獲得するのが難しくなります。訪問者は通常、特定のトピックに関する情報を求めてブログやSNSを訪れます。発信者がさまざまな分野をカバーしている場合、オーディエンスに自分の好みとは関係のない記事にまで興味を持ってもらうことは難しくなります。
※よりエンゲージメント(つながりの度合い)の高いファンを獲得した後なら話は別です。
ニッチは信頼性を向上させ、商品の成約率を高め、長く付き合える顧客を産みだす
さらに、ニッチな分野にこだわることは、あなたの信頼性を確立するのに役立ちます。1つのトピックについて深堀りしたコンテンツを発信することで、オーディエンスはあなたへの信頼を深め、専門家、第一人者といった認識を持ってもらうことを可能にします。
それによって、あなたの発信の精読率は向上し、商品の成約率が高まり、LTVを伸ばします。
LTVとは…顧客生涯価値 一人のお客様から生涯を通じて得られる収益
一方で、広く浅い発信は、情報の洪水に飲まれ、誰にも知られることなく失われていきます。深く狭い発信がパーソナルブランドビジネスを成功に導きます。
自らが深く興味を持ち、楽しめるテーマを選ぼう
特定のニッチを追求することを選択した場合、その決定は慎重でありたいものです。そのテーマで何年も働くことになるのですから、自分が深く興味を持てる分野であり、心から楽しめると思えるようなものを選択したいものです。
そのような側面からも、パーソナルブランドビジネスは、一定のテーマを追求することを楽しむことオタク気質な人のほうが向いているかもしれません。私自身も15年間もブログを書き続けているわけです。間違いなくブログオタクと言えるでしょう。
誰にコンテンツを提供するのか?
自分がコンテンツで提供したいのは誰なのかを明確にすべきです。
先ほど述べた通り、コンテンツテーマも、対象ユーザーも狭く深く絞り込むことが重要です。すべての人にアピールすることはできないし、すべきではないということを早い段階で認識しなければなりません。
とは言っても、ニッチ過ぎて消費者が存在しないような市場では収益を得られません。一度、コンテンツの提供先(ユーザー、お客様)を考えてみましょう。
紙を取り出して書き出してみてください。以下の質問に正直に、そして、具体的に答えてみてください。
- あなたの理想的なお客様の名前は何ですか?
- その人はどこに住んでいますか?
- 何に悩んでいますか?
- あなたの理想のお客様の収入はどのくらいですか?
- あなたの理想のお客様は何を望んでいますか?
- あなたの理想のお客様が、あなたから購入するときに求めている「結果」とは何ですか?
具体的であればあるほどいいでしょう。
ここから先のあなたの仕事は、上記の作業によって洗い出されたコンテンツの提供先(ユーザー、お客様)に奉仕することです。
ここで洗い出したコンテンツの提供先(ユーザー、お客様)を、『ペルソナ』とも呼びます
コンテンツの提供先(ユーザー、お客様)を固定することで、今後の活動にブレが無くなります。正確に集中して行動できるようになります。あなたが提供しているものを欲しがっている特定のグループにのみ集中して、コンテンツと商品を提供していきます。
それでは、ステップ2に進みましょう。
ステップ2:ブログの構築(独自ドメインのWebサイトをつくる)
なぜブログを作るのでしょうか?
『いまさらブログ??』、『Twitterじゃだめなの?』、『もはや動画の時代!YouTubeからスタートでしょ!』、『TikTokのほうが好きなんだけど』、『アメブロとかnoteでもいい?』
そんな声が聞こえてきそうですが、まずはWordPressでブログを作ってください。
ソーシャルメディア等、自分が管理・所有していないプラットフォームの上でブランドを構築するリスク
TwitterやFacebook、YouTube、あるいはnoteやアメブロ等でパーソナルブランドを構築するということは、自分が管理・所有していないプラットフォームの上でブランドを構築していくことになります。(英語圏ではDegital sharecroppingと呼ばれています)これでは何年運用しようが、一生自分の財産になりません。
現実には、サードパーティのプラットフォームでブランドを構築すると、オーディエンスのコントロールを手放すことになります。仮にあなたがTwitterで多数のフォロワーを獲得していたとしても、Twitter社には、いつでもそれを引き剥がす力があります。あなたのTwitterアカウントを凍結する力があります。Twitterに限らず、全てのプラットフォームで言えることです。
私も過去にこの選択で失敗をしています。(私の著書を読んでいる方、セミナーに参加された方などはご存知だと思いますが、月間300万PVまで育てたアメブロを削除されました。当然、何も悪いことはしていません。)
規約の内容により自由な発信を妨げられたり、アカウントの制限、削除をされてしまうことがあるのです。規約に反することをしていなくても、誤解でアカウント削除されるケースも多々あります。

そして、プラットフォームがいつまで存在するのか?それは私たちにはわかりません。Google+も、Yahoo!ブログも、Vineも、はてなダイアリーも、前略プロフィールも、Simplogも、大量のユーザーを抱えながら、サービスを終了していきました。
ソーシャルメディアなど、サードパーティのプラットフォームに依存してしまうと、育ててきた発信基盤を1日でうしなってしまうようなリスクもあるということを理解しておきましょう。
WordPressを使って、独自ドメインのブログを構築しましょう。
インターネット上で本当の意味での資産となるものは、あなたのドメインとメールリストだけなのです。自分のメディアは自分で所有しなければなりません。
自分のブログでコンテンツを公開すると、そのコンテンツの成長は時間とともに複利効果を発揮します。より多くのトラフィックがあなたのブログに来るようになると、あなたのブログの価値は高まります。ブログという基盤を持っていれば、ビジネスを拡大することも、場合によってはビジネスそのものを売却することも想定が可能になります。
ブログを持つことで得られるベネフィットは数えきれないほどあります。
- ブランドをコントロールすることができる
- SEOにより集客を可能にする
- ソーシャルメディアを利用して、自社サイトへのトラフィックを増やすことができる
- より効果的にメールアドレス(リスト)を収集できる
- トラフィック売上につなげることができる
挙げていけばキリがありません。
パーソナルブランドビジネスの構築において、何よりも重要な基盤となるのがブログなのです。
もちろんブログという基盤を持った上で、サードパーティのプラットフォームを活用することは素晴らしいことですし、私もそのようにしています。
ブログを作る手順
Webサイトの作成は、それほど大変な作業ではありません。多くの人がこのステップを難しく、複雑なものだと誤解しています。WordPressを使えば、コードを知らなくても、誰でもカンタンに、美しいWebサイトを素早く立ち上げることができます。
最初から高額なお金を支払い、業社を使ってフルスクラッチ(ゼロから独自にECサイトを構築する手法)のWebサイトを立ち上げようとしないでください。
以下のリンク先にWordPressでブログを立ち上げる方法が書かれています。初心者でも手順通りに進めれば、カンタンにWebサイトが立ち上がります。
【初心者でも安心】たった10分で出来るWordPressブログの始め方
この記事はレンタルサーバー「Xserver」を運用する、エックスサーバー株式会社によるものです。サポートも厚く、極めて優れた会社で、私も10年に渡って利用させていただいております。
WordPress 有料テーマを活用して美しくデザインする
多くの人が費用を抑えるために、無料のテーマを使おうとします。しかしながら、専門家として、プロとしての発信を行う際に、貧相なデザインのブログであった場合、ユーザーはどんな印象を受けるでしょうか?
デザインが全てではありませんが、デザインが美しくて困ることはありません。あなたは自分のブランドに投資していることを忘れないでください。自分自身への投資と考えましょう。
そしてWordPressの有料テーマは多くの場合、高額ではありません。数千円〜一万円台ほどで購入可能でしょう。それを支払う価値は十分にあるはずです。
私がおすすめするWordPress有料テーマは以下になります。
WordPressテーマ「deer」
デジタルマーケティングをする人に使ってほしいWordPressテーマ。集客がしやすいWebサイトにできる機能・工夫がしっかりついています。訪問者にストレスを掛けない高速読込みができます。初心者でも使いやすいシンプルなWordPressテーマです。
WordPressテーマ「deer」
有料テーマを選択する際に意識しておきたいのは、以下の2点です。
1、常にアップデートされていること
2、開発者がブログ運営者視点を持っていること
上記でご紹介させていただいたテーマは、これをクリアしたものになります。
WordPressをおすすめする理由
私はこれまでずっとWordPressを使ってきましたが、WordPressが唯一の選択肢というわけではありません。独自ドメインで運用できるのであれば、どのようなブログサービス、CMSを使っても問題ありません。
私がWordPressを薦める理由は、
- 利用者が多い為、わからない事の多くは検索すれば解決できる
- とにかくカンタンなユーザーインターフェース
- テーマやプラグインが多く、機能拡張がカンタン
といったところです。
Webの42%はWordPressで構築されています。世界中でもっとも多くの企業や個人が利用しているCMSです。また、かつて、Googleの検索エンジンを開発する部門の責任者の一人であったMatt Cutts氏は、WordPressがGoogle検索におけるSEOに効果があるということを公言しています。
WordPressは最も信頼のおけるCMSの一つであると言えるでしょう。
ステップ3:自分のブログで毎週記事を書く
ここまでで、コンテンツを自分のブログで展開する理由が確立されたと思います。もしそうでなければ、ステップ1を見直してください。
ここでは、文章によるコンテンツを作成して公開する術についてお話したいと思います。その理由は2つあります。
「書くこと」は、専門家になるための最良の方法
パーソナルブランドビジネスを構築するのはカンタンではありません。
その業界の専門家としての地位を確立するために、人々に価値を提供する必要があります。先ほど想定した理想的な顧客は、あなたが選んだニッチな分野の専門家として、あなたを見ているはずです。
専門家としての地位を確立するには、どうすればいいのでしょうか?
「書くこと」
です。
私も15年間書き続けてきました。私の著書にも書いた内容ですが、パーソナルブランドビジネスを構築する上で発生する悩みのほとんどは「書くこと」で解決します。
多くの人がここで挫折します。書くことを継続できないのです。
書くことを習慣化することで、コンテンツの質は向上します。
その作業を楽しめることがベストですが、それが出来ない人は慣れるまで徹底して書く文章量を増やすしかありません。1ヶ月もすれば慣れるでしょう。それまでの修行だと思えば良いのです。
また、どれだけの知識量を持っていたとしても、大量のアウトプットを継続していると、アイデアは枯渇してきます。それを補う為のインプットが必要となり、自己成長をも促します。
そうして、高品質な記事を多く世に公開していくことで、権威や業界のリーダーとしての地位を確立することができるのです。これは、パーソナルブランドを構築する際には欠かせないプロセスです。
そのうちに、自分の「権威」を活用して、商品やサービスを売ることができるようになります。パーソナルブランドビジネスのバックボーンは、「書くこと」なのです。
「書くこと」はGoogleさえも味方にする!ブログコンテンツはあなたのパーソナルブランドビジネスにおける最高の武器
「書くこと」によりGoogleからの評価を得ることもできます。
Googleは検索ランキングを作成する際、インターネット上のさまざまなソースから情報を取得しています。
- ウェブページ
- Google マイビジネスやマップなどでユーザーが送信するコンテンツ
- 書籍のスキャン
- インターネット上の公開データベース
- その他のさまざまなソース
Googleはクローラー(Googlebotと呼ばれています)を使って、ページとページのリンクを辿り、上記のようなソースを検知しています。見つけたデータをまとめてインデックスに加工します。Googleは100万GB以上の情報をわずか1秒でまとめ上げることができるそうです。
Googleの検索結果、つまりランキングは、このインデックスから直接引き出されます。
このようにGoogleの検索結果は独自のアルゴリズムによって決定されますが、我々はWebページを戦略的に最適化することで、検索結果での視認性を高めることができます。
リンクを使ってWebサイトをクローラーが巡回しやすいようにマッピングすることで、Googleのクロールの効果を高めることができます。
それらの施策を「SEO(検索エンジン最適化)」と呼びます。
このような取り組みを重ねることで、時間と共にあなたのサイトは権威を高め、Googleはあなたの賢明なSEOの努力に報い、トラフィックを送るようになります。
Googleの優先事項は、ユーザーの質問にできるだけ早く答えることです。ですから、あなたの書いたコンテンツが素晴らしい価値を持ち、人々の役に立つものであれば、Googleはあなたのサイトにトラフィックを送りたいと思っています。
それがGoogleの利益にもなるからです。
SEOについてはこのブログでも詳しく説明します。また、年に2回ほどセミナーも自主開催しています。そちらをぜひ参考にしてください。
ブログを立ち上げたばかりの段階では、SEOについてはあまり気にする必要はありません。SEOはある意味終わりなき旅なので、ある程度ブログ運営に慣れてから取り組みましょう。最初はSEOの存在だけ知っておけばO.Kです。
初期段階で重要なのは、一貫してコンテンツを発信し続けること、そして、書かれたコンテンツがあなたのパーソナルブランドビジネスにおける最高の武器であることを理解することです。
ステップ4:メールマガジン(ニュースレター)の作成
パーソナルブランドビジネスを構築するための最初の3つのステップを振り返ってみましょう。
- あなたはニッチなテーマと理想の顧客を確立しました。
- ブログ(Webサイト)を作成しました。
- そして、コンテンツの執筆と公開を始めました。
次に、Eメールの購読者を獲得し、毎週メールマガジン(ニュースレター)を配信します。
上記にもありますが、インターネット上で本当の資産と言えるものはドメインのみです。
- あなたのブログ・Webサイト
- 読者からもらったメールリスト
それだけです。
メールリストを構築しましょう。ユーザーからメールアドレスを受け取るということは、直接の交流が可能になるということです。加えて、ユーザーがメルマガ登録フォームに個人情報を入力するということは、あなたからの連絡を望んでいるからなのです。
いまの時代、LINEやMessenger、SMSなど、新たなコミュニケーションツールが次々に生まれています。しかしながら、Eメールは依然として王者と言えます。特にB2Bビジネスにおいては、より強い傾向にあるでしょう。
会社に所属するもの同士であっても、個人と個人のやりとりがLINEやMessengerというケースはよく見ますが、企業間の公のコミュニケーションは未だEメールが主流です。
どれだけフィッシング詐欺が流行ろうと、スパムが増えようと、時代遅れと言われようと、Appleも Googleも、楽天もトヨタも、自民党も共和党も、メールマガジンを使い続けています。
なぜでしょうか?
答えは単純で、それだけEメールマーケティングは高い効果を生み出すからです。
メールマガジン(ニュースレター)の運用
ブログは公開されたメディアです、誰でも見ることができる場所です。それに対してメールマガジンは、あなたの情報を受け取ることを許可してくれた特定の人々に向けたメッセージになります。
ブログとメルマガでは、著者とオーディエンスとの距離感もかなり違います。
その特性を理解し、区別してコンテンツを書き分けると良いでしょう。
メールマーケティングの力を真に活用するためには、その背景にある読者心理を理解し、結果を出すためのメールの書き方を知ることが重要です。
メールに気づいてもらい、メールを開封してもらい、メールの中のリンクをクリックしてもらう
そのために、何をすべきか?
を常に考えながら発行する必要があります。
1、ユーザーがメールマガジンに登録する為の理由を提供する
まずはメールマガジンに登録してもらう理由を作りましょう。ただ「メールマガジンに登録してください」というだけでは魅力がありません。
「このメールマガジンに登録することで○◯が得られます」
というように、ベネフィットを明確にしましょう。(現在の私の登録フォームはシンプル過ぎるので参考にしないでください。いずれ修正しますが…)
私の個人的な意見としては、“無料オファー”の提示はあまりオススメしません。お金を払いたくないフリーライダーばかりが集まります。ビジネスを前提にしているのであれば、あまり望ましい読者層にならないというのが、私の見解です。
2、メールマガジンを開封してもらう
開封率を高めるには、できるだけ個性的で興味を引くようなメールにすることが大切です。
例えば、送信元アドレスには自分の名前を使うことをお勧めします。私であれば「落合正和」です。
「株式会社office ZERO-STYLE」
「メールマガジン 落合」
などの送信名を使用した場合、読者には一定のハードルが生まれます。売り込まれるのではないかと構えてしまいますよね。個人名で、手紙のように送ることで開封率は向上します。
多くの人は、すでに大量の商業メール、スパムメールに触れた経験を持っています。怪しい企業からのメールは開きたくないと思っているでしょう。しかし、1対1で接触してくる実在の人物からのメールならどうでしょうか?
どちらが有利であるかは言うまでもないでしょう。
また、件名も重要な要素です。
メールの件名が魅力的で興味をそそるものでなければ開封してもらえません。さまざまな種類の件名を試し、最もよく反応するものを見つけてください。 繰り返しテストすることでコツが掴めるようになってきます。
このように読者の気持ちを読み取ることが、メールマーケティングでは重要なポイントになります。
3、メール中のリンクをクリック(タップ)してもらう
ブログにトラフィックを誘導するにも、決裁ページに誘導するにも、リンクをクリック(タップ)してもらう必要があります。メールの書き方においても、その為の工夫は必要です。
では、クリック(タップ)してもらいやすいリンクとはどのようなリンクなのか?
- テキストリンク(文字リンク)
- バナーリンク
- ボタンリンク
リンクの方法はさまざまですが、クリック率だけで言えば、圧倒的にテキストリンクのクリック率が高いです。私の経験からも、業界の常識からも、この傾向は変わりません。
また、テキストリンクであっても。
URL剥き出しのリンク → https://expert-blog.jp/why-you-should-start-a-blog/
テキストリンク → 経営者必読!2022年にブログを始めるべき16の理由をお伝えします。
この2つであれば、圧倒的に後者のほうがクリック(タップ)されます。
メールマガジン(ニュースレター)の内容をブログで公開すべきか?
メールマガジンのコンテンツをブログ上でも公開するべきでしょうか?
正解も不正解もありませんが、私は「しない方がいい」と思います。
メールマガジンは登録した人だけが読める特別なコンテンツであり、読者との距離も近い特別な場でもあります。”特別”でなくなってしまうのであれば、メールマガジンを運用する意味を失います。
また、メールマガジンのコンテンツは検索エンジンに最適化することを意識して書かれたものではありません。多くの場合、クローズドな場のコンテンツは、SEOに適さないものになります。
Webサイトそのものの価値を下げる結果にもなりかねません。
私は公開しないことをオススメします。
ブログ記事をメールマガジン(ニュースレター)として配信しても良いか?
全文をコピペするのではなく、更新情報として、
- どのような内容であるか
- 誰に、どのように役立つか
などを説明し、配信すると良いでしょう。
色々述べてしまいましたが、重要なのは、メールマガジンを継続的に発行することと、メールアドレスの収集を最優先にすることです。
ステップ5: 国内最高の影響力を持つSNS、Twitterを活用する
なぜTwitterを始めるべきなのでしょうか?
Twitterは既に日本において最も強力なマーケティングプラットフォームとなっています。
世界の月間アクティブユーザー数は3億3,500万人を超え、国内においても4,500万人を超えています。
TikTokが950万人、Instagramでも3,300万人ですから、比較するとその規模の大きさをご理解いただけると思います。日本はTwitter大国です。
日本国内で最も影響力のあるSNSと言っても過言ではないでしょう。
あらゆる企業がTwitterアカウントを運用している理由はここにあります。私たちのようにパーソナルビジネスを展開する人間にとっても、発信力を高めるために最適なツールであることは間違いありません。
Twitterと言えば炎上の危険性も指摘されがちですが、近年では規制を強め、悪質なユーザーやツイートを排除し、健全化への高い努力が見られます。かつて身売りの噂まで出た、あの頃のTwitterとは大きく異なります。
Twitterをマーケティングに活用するには
深く理解していない人にとってTwitterの印象は、『若者が匿名で暴言を言い合うソーシャルメディア』くらいのものかもしれません。
実際には、中高年も多くの割合で利用されている国民的ソーシャルメディアとも言えます。

LINEやYouTubeもTwitter以上の月間アクティブユーザーを抱え、全世代に支持されているが、LINEは主にメッセンジャーとしての役割で使用され、YouTubeも動画視聴のツールであることから、オープンなコミュニケーションツールの中ではTwitterが圧倒的に支持されていると言える。
しかしながら、Twitterのような短文投稿型SNSをどのようにビジネスに活用すれば良いのでしょうか?実は成功しているアカウントには、Twitterで目立つためのいくつかの共通した戦略が存在するのです。
一貫性を持った発信を行う
Twitterユーザーは一貫性を持った発信をするブランドを求めています。『そのアカウントをフォローし、投稿を追うことで何を得られるのか?』ここが明確になっていないと、支持を得られません。
最新のトレンドに飛びつくのは簡単ですが、ブランドとしての発信及びその一貫性を犠牲にしてはいけません。TwitterはInstagramやLinkedin、Facebookなどよりも遊び心があってカジュアルなものですが、その雰囲気に流されてしまい、パーソナルブランドビジネス構築の為に活用していることを忘れないようにしましょう。
※流行やトレンドを無視して良いと言っているわけではありません
ハッシュタグやトレンドを利用する(ハッシュタグキャンペーン)
ハッシュタグ付きのツイートは、ハッシュタグなしのツイートに比べて約2倍のエンゲージメントを獲得しています。面白い統計ではありますが、ただやみくもにハッシュタグをすべてのツイートに付ければいいというわけではありません。
ハッシュタグは、あなたのブランドを、あなたの発言に興味を持ってくれる新しいオーディエンスにアピールするための素晴らしいツールです。
ブランドによっては、特定のキャンペーンのためにハッシュタグを作り、そのハッシュタグを使って個々のツイートにラベルを付けたり、そのハッシュタグが付いたツイートをオーディエンスにシェアするように促したりします。
米国では2014年のブラックフライデーに、Kohl’sは#KohlsSweepsというTwitterコンテストを開催し、買い物客を興奮させて大量のエンゲージメントを獲得し、歴史に名を残しました。Kohl’sは自社のTwitterページで450,000件以上のエンゲージメント、370,000件以上のメンション、255,000件以上の潜在的インプレッションを獲得しました。
日本では、グリコによる11月1日の「ポッキー&プリッツの日」が有名です。こちらもハッシュタグキャンペーンを開催しており、Twitter上には、ユーザーがポッキーを使った写真を投稿したり、ポッキーを食べながら踊った動画を投稿したり、それを公式アカウントがリツイートしたりと、ユーザー参加型の企画で毎年盛り上がっています。
オフラインでよく見られる、シールを集めたて郵送、応募ハガキを書いて投函といったハードルの高いキャンペーンと異なり、ハッシュタグキャンペーンはスマホとTwitterさえあれば、誰でも気軽に参加できる上、その拡散性から、幅広い層へと認知を拡大させることができます。
ツイートに適切なタイミングを見つける
フォロワーが最もアクティブな時間帯に合わせ、最適なタイミングでツイートすべきです。
サラリーマンを対象とするマッサージ店が、朝一でツイートしても興味は湧きづらいでしょう。同様に帰宅後の夜も期待できません。終業前後のタイミングが最も効果が高いのは間違いありません。
これはあなたのテーマや業種によって異なりますね。
Twitterのフィードは140文字(半角280文字)短文投稿という特性から非常に動きが速く、30分前にツイートした内容がもう見えない!ということもあります。
フランスのWiselytics社によると、1つのツイートの半減期はわずか24分。ツイートが投稿されてから3時間以内には潜在的なエンゲージメントの約75%にしか達しないとのことです。
適切なタイミングで投稿することがTwitterにおいて大変重要であることがよくわかります。
フォロワーとのコミュニケーションを大切にする
Twitterはコミュニケーションツールです。
ユーザーとの双方向のコミュニケーションが重要です。しかしながら、私が見てきた中では、ご年配の方ほど連絡掲示板のように一方的な発信になってしまうケースをよく見かけます。昭和〜平成初期のマスマーケティングが染み付いているからでしょう。
政治家のアカウントなどはこの傾向が非常に大きいです。
フォロワーが興味を持ってくれるであろうコンテンツを作ることが重要なのは当然のこと、あなたについて、あなたのサービスや商品についてツイートしてくれている人たちと、リツイートしたり、リプライを送ったりといったコミュニケーションをとることが大切です。
“中の人”が見えないアカウントに興味を持つユーザーは少ないです。血の通った運用をしていかないと、すぐに飽きられてしまうのは当然のこと。一方的な発信を中心としたマスマーケティングの時代は終わりました。
Twitterも人と人のコミュニケーションであることを忘れないようにしましょう。
数万人のフォロワーを目指す必要もありません。あなたの声を聞きたいと思ってくれる濃いフォロワーとのコミュニケーションを築き上げましょう。
ステップ6:WebサイトのSEO(検索エンジン最適化)に取り組む
これまでの取り組みで、テーマを決め、独自ドメインのブログを執筆し、メールマガジンを発行して、twitterでユーザーとの交流を深めてきました。
この時点で、あなたのパーソナルブランドビジネスは動き始めているはずです。色濃いオーディエンスも生まれているかもしれません。
ここからさらに、ブログのオーディエンスを増やし、メールリストを増やし、フォロワーを増やしていく、オーディエンスを増加させるために、何に取り組むべきでしょうか?
それはSEOです。
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略です。検索エンジンの検索結果をより良いものにして、Webサイトのトラフィックの質と量を増やし、ブランドの露出度を高めるための取り組みです。
検索エンジンは世の中に多数存在しますが、日本で最も高いシェアを誇っている検索エンジンはGoogleで約76%のシェアとなっています。次いでYahoo!が約15%、3番目がBingの約8%。
Yahoo!はGoogleの検索技術を採用していますので、日本においてはGoogleの検索アルゴリズムを意識して最適化していけば問題ないでしょう。
なぜSEOに取り組むのか?
Googleはウェブサイトへのトラフィックの68%を生み出しています。
これだけでもSEOに取り組むべき決定的理由となるでしょう。
ウェブサイトを適切に最適化すれば、お金をかけることなく濃いトラフィックを継続して獲得することができるようになります。
ここ最近、検索アルゴリズムが大きく変化していることから、「SEOは個人や小規模ビジネスのオーナーには難しいもの」…と誤解し、SEOを避け、SNS等に新天地を求めようとする人が多いです。SEOは終わった、ブログは終わった、そんな声は15年前にも言われていましたが、未だ何ら変わらず重要なポイントです。惑わされる必要はありません。詳しくはここでも書きました。
確かにSEOは楽ではありませんが、その恩恵の大きさを考えたら、確実に取り組むべき項目です。また、SNS等も大事ではありますが、SEO以外の取り組みは資産化が難しくなります。(上で述べた通り、他人のプラットフォームには大きなリスクがある為。)
SEOはデジタルマーケティングの中心になるものなのです。
ビジネスの安定の為にも、Webコンテンツを資産化していく為にも、SEOに取り組みましょう。
SEOは複数の異なる要素で構成されており、具体的なSEOノウハウについて述べてしまうと、この記事ではとても足りないほどの文章量になってしまいます。後日、SEO解説記事を制作しますので、ご期待ください。
余談ですが、私は一般的によく使われている「SEO対策」という言葉を使いません。ただ「SEO」と表現しています。世で使われている「SEO対策」と私の言う「SEO」は同義です。SEOはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と、なります。そうなると「SEO対策」は、最適化に対する対策となるわけで、日本語としておかしいな…と思い、「SEO」という表現のみを使っているのです。
SEOにより、あなたが売ろうとしているものを探している人がやってくる
例えば、あなたがスキー好きであることを武器にパーソナルブランドビジネスを展開しているとします。スキー用品を販売したり、初心者向けのガイドを作成したりするとします。
仮に、誰かがGoogleで「初心者に最適なスキー用品」というフレーズで検索し、あなたのウェブサイトがGoogleの検索結果のトップに表示されたとしましょう。
その人が、あなたのメールマガジンに登録したり、商品を購入したりする可能性はどのくらいあるでしょうか?
その可能性はかなり高いと言えるでしょう。このような意図があるからこそ、GoogleのトラフィックはSNSなど、他のサードパーティのプラットフォームから来るウェブトラフィックよりもはるかに強力なのです。
パーソナルブランドビジネスにおいて、Googleで関連するキーワードでランキングされることは大変大きな恩恵をもたらします。
賢いSEO施策 〜大量のPV(トラフィック)を集める時代は終わった〜
大量のPVを集めて、アフィリエイトやアドセンスで稼ぐ
2018年あたりまで多くのブロガーがこのスキームでブログ運営に取り組んでいました。
『大量に人を集めれば、誰か買ってくれる人もいるでしょ』という思考の元、手当たり次第PVをかき集め、オーディエンスにアドセンスやアフィリエイトリンクを踏ませるという戦略です。マス・マーケティングですね。
残念ながら今の検索エンジンでは、このスキームは難しいと言わざるを得ません
2018年くらいまではブラックハットな手法や、質の低いコンテンツでも検索アルゴリズムの抜け穴を突いて上位表示を獲得しやすい環境にあり、多くのブロガーが大量のコンテンツを投入(毎日更新など、質よりも量を重視した運営)し、力技でPVを稼ぐ物量作戦をとっていた為、そのようなスキームも通用しました。ある意味、あまり考えなくても物量で勝負できた時代です。
ブラックハットSEOとは…検索エンジンのアルゴリズムに欺き、ランキングを上げようとする行為。ウェブマスター向けガイドラインに違反する可能性が高く、一時的に上位表示を獲得できても、後に順位が下落したり、ペナルティを受けるケースが多く見られる。対して、ガイドラインに沿った正攻法のSEOを、ホワイトハットSEOと言います。
Googleの検索アルゴリズムは日々進化しています。現在では、Googleを欺くブラックハットも、質の低い大量のコンテンツも通用しなくなっています。検索エンジンによる上位表示の評価をもらうことは、ほぼ不可能です。
ユーザーに求められる質の高いコンテンツを、Googleのアルゴリズムに理解されやすいように最適化していく必要があります。
いまだ当時のノウハウに囚われ、PVに執着するブロガーも多いですが、もうそんな時代は終わりました。現在は大量生産大量消費の時代ではありません。この時代にマス・マーケティングはナンセンスです。ニッチで濃い需要に対しパーソナライズ化されたコンテンツを提供すべきなのです。
逆に考えれば、ニッチなテーマにおいて、少ないコンテンツで確実に上位表示させれば良いのであり、PVを求める必要はありません。
物量競争にあった当時よりも、楽になったと私は感じます。この環境はパーソナルブランドビジネス構築にはピッタリと言えるでしょう。
繰り返しますが、大量のPV(トラフィック)を集める時代は終わりました。
大量の薄いコンテンツで100万人集めて100人に売るのではなく、少量の高品質なコンテンツで1000人集めて100人に売りましょう。
SEOと”中の人の色”とのコンテンツバランス
SEOの話をするとすべてを検索アルゴリズム視点で見てしまう人がよくいます。
コンテンツに過剰なSEOを施してしまうことで、オーディエンスが評価してくれているトーンやクセ、世界観が失われてしまうという過ちを犯しています。中の人を感じられない説明書のようなコンテンツになってしまわぬよう注意しましょう。
上位表示させるためのコンテンツ、成約を求めるコンテンツを分けて考えると良いでしょう。あなたのブログのコンテンツが、すべて検索上位である必要は無いのです。
ステップ7:商品やサービスで収益を上げる
ここまでの作業でオーディエンスを惹きつけ、集まる仕組みは構築してきました。ここからは、あなたが獲得したパーソナルブランドを収益化していきます。
収益化することで当然、あなたのビジネスの持続性が高まります。
あなたの構築してきたパーソナルブランドには、どのような収益モデルが合うのでしょうか?オーディエンスを深く理解すれば、その人たちがどんな商品やサービスに興味を持っているのかが見えてきます。慎重に計画していきましょう。
ここでは、一般的なパーソナルブランドビジネスにおける収益化の手段をお伝えいたします。あなたのオーディエンスが反応しやすい項目はどれでしょうか?考えながら読み進めてみてください。
1、広告(アフィリエイト・アドセンス)を売る。前の項目でもご説明させていただきましたが、広告を販売することは、パーソナルブランドビジネスとの相性はあまり良いとは思えません。せっかくあなた自身のブランドを構築したのに他人の商品を宣伝するという、もったいないリソースの使い方になってしまいます。とはいえ、この方法を使った人たちのサクセスストーリーは世の中でたくさん見かけます。しかし、効果的に広告を売るためには、多くのPVが必要となることが多い為、この選択には注意が必要になります。要するに難易度が高いです。
2、コンサルティング・コーチングを売る。ステップ6までで、あなたは何らかの専門家としての地位を確立しているはずです。その専門性を活用し、相談を受けた相手の課題を解決したり、オーディエンスの能力や可能性を最大限に引き出すお手伝いができるはずです。パーソナルブランドビジネスと相性の良い仕事ではありますが、あなたの時間と利益がトレードオフになりやすいという問題もあります。
3、サービスを売る。サービスの販売は、ほとんどのパーソナルブランドビジネスにとって最も自然な出発点と言えるでしょう。ウェブデザイナーがデザインを提供する、ライターがライティングを提供する、マーケッターがマーケティングプランを提供するなど、あなたのテーマによって選択肢は無限にあります。
4、会員制プログラムを売る。ここ最近よく耳にする、サブスクリプション型のビジネスです。オンラインサロンなどもここに入ります。楽器やダンスのレッスンなどとも相性が良いビジネスです。会員制プログラムは、毎月の継続収入モデルで運営されているため、非常に収益性が高いのが特徴です。利益が積み重なりやすい為、ブランド力が高まった際には、ぜひ取り入れたいモデルです。ただし、会員には常にコンテンツやリソースを提供する必要があるというデメリットもあります。
5、製品の販売。実在する製品や、デジタルコンテンツの販売も良いでしょう。最近はYouTuberがTシャツやマグカップなどのグッズを販売し、大きな利益を得ているケースも多々見られますが、在庫を抱えるリスクも存在します。電子書籍など複製にコストのかからないデジタルコンテンツはより高い利益率を得ることが可能になります。
6、有料のニュースレター(メールマガジン)を提供する。無料から有料のニュースレターを提供するモデルは非常に効果的です。活用するプラットフォームはメルマガ配信スタンドのみならず、チャットツールやメッセンジャーなどを活用することもできます。オーディエンスとの関係性を構築するために無料のニュースレターを提供し、その後、もう1ランク上となる情報コンテンツやレポートなどを、希望するオーディエンスに提供します。
7、セミナー、講演などのスピーキングを提供する。あなたがその分野の専門家として確立されていれば、講演の依頼が来ることもあるでしょう。声がかからなくても、自主開催でセミナーを提供することも可能です。私もパーソナルブランドを立ち上げたばかりの頃は、柱としていたビジネスです。収益を得られるだけでなく、参加した人が新たにあなたのファンとなってくれる副次的な効果も期待できます。
以上、パーソナルブランドビジネスを収益化する基本的な方法を7つご紹介しました。もちろん、他の方法もありますが、これからビジネスを始める方には、最初はこれらの方法の中から1つを選び、改善しながら商品やサービスのラインナップを増やしていくことをお勧めします。
即効性を求める気持ちを抑えて、複利効果に期待し、コツコツと積み上げることが大切
「Webを活用してビジネスを展開する」
と言うと、そのプロセスが楽なの、また即効性があるものと感じる方が多いです。特にご年配の方は(私の経験においては…という話です。)魔法のような存在だと誤解されることも多く、瞬時に稼げるような印象を持っている方も少なくありません。
しかしながら、このビジネスには忍耐が必要です。忍耐と言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、即効性を求めるのではなく
オーディエンスと信頼関係を構築するにも一定の時間はかかりますし、SNSアカウントを育てたり、Googleの検索アルゴリズムの性質からも、長期的視野を持って活動する必要があります。その分、他のビジネスよりはコストが限りなく少なく済み、努力が反映されやすい世界でもあります。また、時代に合った働き方であるという見方もできます。副業としても展開しやすいでしょう。
そして何よりも、上手に展開できれば莫大な収益も期待できます。
まずは1年〜2年のプランで考えてください。どんなに急いでも最初の収益は3ヶ月後と考えるくらいの心構えは必要でしょう。
また、パーソナルブランドビジネスは複利も生み出します。最初の1,000人のメルマガ購読者を獲得するまでには、丸1年かかるかもしれません。しかし、2年目には1万人、3年目には5万人になるかもしれません。YouTubeのチャンネル登録者数の成長やTwitterのフォロワー数の増加も似たような曲線を描きます。Webによる口コミの伝播力が影響するビジネスの特徴です。
即効性を求める気持ちを抑えて、複利効果に期待し、コツコツと積み上げることが大切なのです。
最後に
ここでご紹介したノウハウは私の得意とするパーソナルブランドビジネス構築の為のプロセスです。この手法だけが成功の道と言うつもりはありません。違った道を通りビジネスを構築した人も、もちろん存在します。
私のセミナーやコンサルティングでこのノウハウをお伝えすると、YouTubeはやらなくて良いのですか?TikTokはやったほうが良いのですか?とよく聞かれます。
動画から入って成功しているインフルエンサーも多数存在します。この時代においてYouTubeやTikTokのような動画プラットフォームの影響力は絶大です。出来るのであれば当然やるべきです。
しかしながら、リソースには限界があります。上記で述べたプロセスを進めるだけでも多大な労力を必要とします。
私が動画プラットフォームの話をしていないのは、作業量が多くなりすぎてそれぞれのコンテンツの質が低下することを心配しているからです。(もちろん私も、圧倒的動画センスを有していると確信できるような人と接した時は、動画から入ることをオススメする場合もあります。その場合もブログを外すことはありませんが…)
まずは資産となるブログを構築する。次に成約率の高いメルマガを発行する。日本で大きな影響力を発揮するTwitterアカウントを育てる。商品を提供する。
それらをしっかりと構築した上で、余裕が生まれてから動画プラットフォームを活用するほうが、安定的かつ最速でパーソナルブランドビジネスを軌道に乗せられるのだと”私は”確信しているので、このノウハウをお伝えしています。
このようなノウハウを定期的に受け取りたい方は、私のメール講座にご登録ください。あなたのビジネスをサポートする有益な情報を定期的に発信して参ります。